税理士の仕事は今後どのようになっていくのかはわかりません。
AIによって仕事が奪われるかどうかはともかく、税理士の仕事が減少したり、一部の大手税理士法人に顧客が集中することは考えられます。
わたしのような小規模な税理士事務所は、どうやって生き残っていくのがいいのでしょうか。
税理士業務に関係する税理士業務以外の仕事を取り入れていく
税理士の仕事が減っていく、あるいはなくなるのだとしたら、税理士以外の仕事をすればいいという考え方があります。
税理士が行う税理士以外の仕事として最初に思い浮かぶのが、税金や会計の知識を活かしたコンサルティングです。
現にコンサルティング業務を行っている税理士も多くいます。
他には、セミナー業があります。
セミナー業にも色々あって、税理士向けのセミナーが中心の人もいれば、納税者向けのセミナーが中心の人もいます。
他にも、人によって様々な内容のセミナーがあります。
コンサルティングやセミナー以外にも色々な仕事がありますが、本業の税理士と何らかの関係がある仕事をすることが多いでしょう。
しかし、もし、税理士の仕事がなくなったときに、税理士業務に関係する税理士業務以外の仕事ができるかどうかは、少し疑問に思います。
少なくなっていっても税理士業務で生き残る
税理士業務が減少したとしても、ゼロにはならないと考え、減少した税理士業務の中で生き残るという方法もあるでしょう。
例えば、現在は税理士1万人分の仕事があるとして、10年後には税理士5,000人分の仕事しかなくなるとします。
そうであるならば、その中で税理士の仕事をして生き残ることを考えます。
普通にしていたら、厳しくなるだけなので、何か生き残る工夫が必要になります。
それが何なのかは人によって違うでしょう。
自分にしかできない仕事があればいいのですが、そんなものは普通はできません。
1万人の税理士の中で自分にしかできない仕事なんてそうそうあるものではありません。
ただし、10人に1人しかできない仕事なら、することはできるかもしれません。
先ほどの例で言うと、税理士の数が半分になるかもしれません。
その中で10人に1人の仕事ができれば、生き残れると考えられます。
税理士の仕事は減少してもなくならないと考えるのであれば、税理士業務のみを強化していくことで生き残りを図ることも可能でしょう。
税理士業務の中で、幅を広げるという方法もあります。
何かに特化をするのとは逆の発想で、税理士業務であれば、何でもやるという感じです。
例えば、個人の所得税、法人税、相続税など、税理士業務も幅広いですから、これらを幅広くやるという方法です。
税理士業務とは関係のない仕事をする
税理士業務の未来は厳しいと考えて、税理士業務とは関係のない仕事をするのも一つの手です。
例えば、アパート経営などがあげられます。
税理士の場合、色々な業務のお客様をみているので、自分はやっていなくても、ある程度他の業種の仕事のこともわかることがあります。
ですから、普通の人が新たに始めるよりは有利に新しい業務を始めることができるかもしれません。
しかし、人を雇っている税理士の場合は、税理士業務とは関係のない業務を新たに始めるのは勇気がいりますし、その時間を確保するのも難しいです。
税理士業務とは関係のない仕事を新たに始めるのは、小規模な税理士の方がやりやすいかもしれません。
人を多く雇っている場合は、従業員に新しい業務をやってもらうという方法もあります。
その場合、上手くいかなかった場合の責任があいまいになりそうですが。
まとめ
税理士の仕事は今後減少していく可能性があります。
新たな業務が発生して、税理士の仕事が増える可能性もあるので、あくまでも減少する可能性があるだけですが。
一般的には税理士の仕事は減少していくと思っている人の方が多いのではないでしょうか。
では、その減少していく中で、どのように生き残っていくのか。
色々な方法がありますが、わたしは、現時点では税理士業務で生き残っていくことを考えています。
税理士の仕事がなくなるとしても、20年以上先のことなのではないかとも思っています。
もし、10年後に税理士の仕事がなくなった場合はどうするのか。
そうなるのであれば、遅くてもそうなる何年か前には、そうなることがわかっているでしょう。
そのときに対応を考えます。
遅いかもしれませんが、明日突然税理士の仕事がなくなるということにはならないでしょう。
しかし、税理士業務とは関係のない仕事にも興味はあるので、いつかはやることがあるかもしれません。
いずれにしても、税理士業界の今後には注視していく必要があると思っています。
【編集後記】
千葉ロッテの肘井選手が戦力外通告を受けました。
肘井選手には期待してたんだけどなぁ。
今シーズンは一度も一軍に呼ばれずかぁ、残念。
昨年の菅原選手もそうだったけど、もう一年様子をみることができないのだろうか。
プロの世界は厳しいですね。
こうなると、昨年の育成ドラフト1位の和田選手も心配になります。
一日も早く支配下登録され、そして一軍の試合に出られるように頑張って欲しいです。