経費が少ないのは悪いこと?

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個人事業主や小規模企業の経営者の方と話をしていると、「うちは経費が少ないからなぁ」と言う人がいます。

経費が少ないのは悪いことなのでしょうか。

なぜ、「うちは経費が少ないからなぁ」と言うのか

売上から経費を差し引いたものが利益です。

そして、利益に対して税金がかかります。

「うちは経費が少ないからなぁ」と言う人の思考回路は、「経費が少ない→利益が多くなる→税金が高くなる」ということだと思います。

確かに、経費が少なくて利益が多ければ、税金も多くなります。

税金が多いのは嫌ですから、そう言いたくなる気持ちもわかります。

利益が少なくていいのか

税金が多いのが嫌なのはわかります。

では、利益が少ないのは良いことなのでしょうか。

法人だと役員報酬がワンクッション入りますので、個人事業主で考えます。

単純に、利益に対して30%の税金がかかるとします。

売上を1,000万円に固定して、経費の額を変えて考えます。

ケース1 経費100万円 利益900万円 税金270万円
ケース2 経費300万円 利益700万円 税金210万円
ケース3 経費500万円 利益500万円 税金150万円
ケース4 経費700万円 利益300万円 税金90万円
ケース5 経費900万円 利益100万円 税金30万円

どのケースが一番良いでしょうか。

税金が少ないのが良いのであれば、ケース5が一番いいということになります。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか。

手元に残る金額は利益から税金を差し引いた金額です。

ケース5では、手元に残るお金は70万円にしかなりません。

70万円では生活をするのも難しいでしょう。

この中で一番お金が残るのは、ケース1です。

ケース1では、630万円が手元に残ることになります。

もちろん、ケース1は一番経費も少ないですし、税金も高いです。

それでも、一番多くお金が残るのです。

これでも、利益が少ない方がいいと思うでしょうか。

まとめ

何のために働いているのかということを考えると、答えが見えてくるかもしれません。

人によっては、やりがいのためかもしれないですし、人によっては夢のためかもしれません。

しかし、多くの人にとってはお金のために働いていると思います。

なぜ、お金が必要かというと、幸せにいきるために一定以上のお金があった方がいいからです。

そのお金を多く残すためには、利益を多くして、税金を多く支払わなくてはいけません。

経費が多ければ、利益が減り、税金も減りますが、お金が残りません。

経費が少なければ、利益が多くなり、税金は増えますが、残るお金は多くなります。

自然に考えて、経費が少ない方が良いですよね。

「経費が少ないからなぁ」と思ったことがある人もいると思いますが、その分お金が残っているはずなので、経費が少ないのは良いことなんだと思うようにしましょう。

【編集後記】

今年は3年振りに自宅で年を越します。

年末年始は、ゆっくりテレビをみて過ごすことになるでしょう。

そんな過ごし方もいいですね。


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渡邉 朝生
1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。

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1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。