開業当初に、安い(儲からない)仕事をどこまでやるか

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売上げの見込みを確保しない状態で独立をすると、開業当初は売上を確保することに力を注がなくてはいけません。

そこで考えることが、安い仕事や儲からない仕事でも、売上がないよりはマシということです。

しかし、安い仕事や儲からない仕事は、会社にとって危険な仕事ですので、どこかでしっかりとした線引きをする必要があります。

安いだけ、儲からないだけの仕事はやらない

同じ安い仕事でも、あるいは同じ儲からない仕事でも、ただ安い、ただ儲からない仕事はやらない方が良いです。

安いけれども何らかのメリットがある、儲からないけれども何らかのメリットがあるならば、やってみるのも手でしょう。

例えば、次のようなメリットが考えられます。

・実績を作ることができる
・経験ができる(自分のスキルが上がる)
・人脈や口コミが期待できる

実績を作ることができる

設立(開業)間もないと、この会社大丈夫かなぁと思われることがあります。

また、単純に知られていないということがあります。

安い仕事や儲からない仕事でもやることで、会社としての実績ができます。

実績ができたなら、その実績を知ってもらわなくてはいけません。

こういった仕事をやりましたということをホームページに載せたり、宣伝に使うようにしましょう。

実績を知ってもらえれば、その会社を見る目が変わります。

見る目が変われば、仕事も取りやすくなるでしょう。

わたし自身は、独立をして少しずつ実績ができるに連れて、仕事が獲りやくすなったと感じました。

経験ができる(自分のスキルがあがる)

経験が少なめで独立した人にとっては、経験を積むことも大切です。

安い仕事や儲からない仕事でも、経験のためにやるという選択肢はアリでしょう。

ただやるだけではなく、やりながら、自分のやり方を確立したり、会社内のルール作りやマニュアル作りに活かすようにしましょう。

自分のやり方ができて、ルールやマニュアルができれば、次回以降の仕事がスムーズに進むことになります。

逆のことを言うと、経験が十分にある人が独立した場合は、経験のために安い仕事や儲からない仕事をやるメリットはあまりないと言えるでしょう。

わたしは14年の経験を経て独立をしたので、経験のために安い仕事や儲からない仕事を獲るという考えはありませんでした。

人脈や口コミが期待できる

安い仕事や儲からない仕事でも、人脈を作るためにやるという考え方もあります。

人脈ができれば、新たな仕事を取れるようになるかもしれません。

ただし、安い仕事や儲からない仕事でできる人脈には注意も必要です。

商売の考え方に、「WinーWin」というものがあります。

安い仕事や儲からない仕事は、「WinーWin」ではありません。

ですから、そのような仕事を依頼してくる人は、「WinーWin」の関係を築いていないということです。

そのような関係で良い人脈になる可能性は高くないかもしれません。

自分にとって良い人脈であれば良いのですが、悪い人脈にもなりかねないということは知っておいた方が良いでしょう。

安い仕事や儲からない仕事でも、口コミは期待できます。

ただし、口コミで、安さが売りみたいに言われてしまうのはうまくありません。

仕事の質や内容、人柄などを良く言ってもらえれば、大きな効果があるでしょう。

仕事がなくても、安いだけ、儲からないだけの仕事はやらない

いくら仕事がなくても、ただ安い、ただ儲からないという仕事はやらない方が良いです。

そもそも安い仕事はモチベーションも下がりやすいですし、時間ばかりかかることもあります。

安い仕事をやったために失うものや時間が出来てしまう可能性もあります。

また、儲からない仕事は資金繰りにも悪影響を与えます。

儲からない仕事だと、支払が多くなり、資金繰りが悪化します。

資金繰りが悪化すると、いい仕事が入りそうになっても、資金繰りの都合でやることができないといったことにもなりかねません。

ただ安い、ただ儲からないという仕事はやらないようにしましょう。

暇で何もしていないと、気持ち的に焦ります。

精神的には、安くて儲からない仕事でも、やることによって一時的に不安な気持ちが和らぐかもしれません。

しかし、それは一時的なものであって、長期的に考えて良いことはないと思います。

まとめ

開業当初の仕事のないときには、ついつい安い仕事や儲からない仕事でもやってしまいがちです。

それが将来のプラスに繋がるのであれば良いのですが、単に安いだけの仕事や、儲からない仕事をやることは良いことではありません。

その仕事をやる意味があるのかをよく考えるようにしましょう。

【編集後記】

今日は久しぶりに千葉ロッテは快勝しました。

娘を抱っこしながら、野球中継を見ていて、レアードが満塁ホームランを打った瞬間に大きな声を出してしまい、娘が驚いて泣いてしまいました。

娘を抱っこしながら大きな声を出すのは良くないと反省しました。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。