収入の額によって変わる「〇:〇:〇」の法則

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YouTubeの里崎チャンネルで、里崎さんが「4:4:2」の法則というのを話していました。

「4:4:2」の法則とは、里崎さんが現役時代、収入に対して、4割が税金等で取られる、4割は貯蓄、残りの2割で生活をするようにしていたというものです。

例えば、1億円の年俸であれば、税金等で4千万円を支払い、4千万を貯蓄し、残りの2千万円で生活するということです。

YouTubeで里崎さんはおおよその生涯年俸を言っていたので、現役時代に貯蓄した額もある程度想像できてしまいますね(凄い額だ)。

気になる方は、YouTubeの里崎チャンネルでご確認ください。

里崎さんはお金に関して堅実ですね。

本多静六さんは「私の財産告白」という本で、「本多式四分の一貯金法」というものを紹介しています。

本多さんの場合は、通常収入の四分の一を貯金し、さらに、臨時収入は全額貯金したそうです。

毎月の給与収入は四分の一を貯金、さらに賞与や、今でいう副業収入みたいなものは全額貯金します。

本多さんは25歳からこの方法で貯金をしたそうです。

停年と同時に全財産を寄付したということですから、なかなか真似のできることではないですね。

「4:4:2」でも、通常収入の四分の一を貯金するのでもいいのですが、やはり、収入の一部を貯蓄するということは大切なことだと思います。

ただし、この「〇:〇:〇」の比率は収入の大小によって変わってきます。

例えば、給与収入が300万円と2000万円の人とを見ていきます。

給与収入が300万円の人の場合の税金等は、ギリギリ20%程度でおさまると思います。

逆に生活を2割の60万円でまかなうのは大変です。

一人暮らしを前提に考えると、150万円位の生活費はかかってしまうのではないでしょうか。

そうなると貯蓄できるのは残りの90万円ということになります。

ですから、給与収入が300万円の場合は「2:3:5」という割合になります。

生活費が180万円かかるとすれば「2:2:6」ということになり、貯蓄の額が随分と減ってしまいます。

給与収入が2000万円の場合、税金等は4割くらいになると思います。

生活費は、人それぞれですが、600万円もあれば生活できるのではないでしょうか。

そうなると、貯蓄できる金額は600万円ということになります。

割合で言うと、「4:3:3」ということになります。

生活費が800万円かかるという場合は「4:2:4」ということになり、やはり貯蓄の割合が随分と下がってしまいます。

もしわたしが2000万円の給与所得者だったとしたら、700万円くらいは貯蓄できそうかなという気はしますが。

収入が増えれば、税金等の割合が上がり、贅沢をしなければ、生活費の割合は下がります。

ですから、自分の収入や状況に応じて、自分はどのくらい貯蓄ができるのか、どのくらい貯蓄をしなければいけないのかを考えて、自分なりの「〇:〇:〇」の法則というのを考えてみるといいと思います。

例えば、パートをしている主婦が、旦那の給料で生活費を全てまかなっているのであれば、自分のパート収入は全額貯蓄ということも考えられます。

また、実家暮らしでお金がかからないのであれば、自分の生活費は年50万円ということも考えられるでしょう。

お金の事情は1人1人異なりますので、自分なりの方法を見つけてうまく貯蓄できるように工夫しましょう。

【編集後記】

週末にひな人形が届きました。

いまのところ、娘は興味を示しませんが、いつかは気に入ってくれるといいなと思います。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。