なぜ、働く環境を整えることにこだわるのか

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4つ前の記事で、「働く環境を整えるためにやったこと」という記事を書きました。

今回は、なぜ、働く環境を整えることにこだわるのか、について書いてみます。

結論を先に言うと、幸せに生きるためです。

現在、ホームページでは税理士を募集しています。

税理士募集のページでは、以下のようなことを書いています。

当面は、希望の給料を支払うことはできないと思います。

この点については、私の個人的な考え方で、一般的ではないと思いますが、税理士には、自分の分の仕事は自分で獲得して欲しいという気持ちがあります。

自分の給料分は、自分で稼いでもらいたいと思っています。

こういった文言があまりいい印象を持たれないかもしれませんが、わたしの中では、悪い意味で言っていませんし、悪いことではないと思っています。

この点も含めて書いてみます。

何のために働くのか

まずは、何のために働くのか、ということです。

わたしは、お金のためだと思っています。

お金のためと言うと、いいイメージを持たれないと思いますが、わたしは、お金のために働いています。

では、なぜ、お金のために働くかということ、それは、幸せに生きるため、ということになります。

幸せに生きるということが何なのかは、抽象的な話になってしまいますが、幸せに生きるためには、ある程度のお金は必要だと思っています。

そのお金を稼ぐために、働いています。

食べるものを買うため、住む場所を確保するためにもお金は必要です。

洋服にもお金はかかりますし、長距離を移動するにもお金はかかります。

また、ちょっと贅沢をしたいというときにもお金はかかります。

例えば、定食屋さんに行って、500円の定食と、700円の定食があって、700円の定食の方がおいしそうで食べたいと思ったとします。

自分が食べたいと思った方を食べるには、700円のお金が必要になります。

こういうように、お金のあるなしで、生活が変わってきます。

お金をかければ幸せになるわけではないのですが、幸せに生きるためには、ある程度のお金は必要になると思っています。

ということで、お金のために働く。なぜ、お金が必要かと言ったら、幸せに生きるためにお金が必要だということになります。

お金だけでは幸せになれない

先ほどちょっと書きましたが、お金があれば、幸せになれるという訳ではありません。

例えば、年収3,000万円だけれども、1日15時間働いて土日も仕事、仕事のストレスは多く、職場と家を行き来するだけの生活と、年収は800万円で、1日8時間働いて残業はなし、仕事のストレスも少なく、休日出勤もなしという状態では、どちらが幸せでしょうか。

個人的には、後者の方が幸せなのではないかと思います。

こういった理由から、働く環境が大切だと考えています。

残業はない方がいいし、家族のために仕事を休む必要があるときは休める方がいいし、有給は全て消化できる方がいいし、働く時間もある程度自由になった方がいいと思います。

1つ1つは大したことがないことかもしれないですけど、1つ1つが積み重なって、働く環境が改善していきます。

年収3,000万円と年収800万円を例に取りましたが、実は、年収3,000万円稼ぐよりも、働く環境を整える方が簡単にできるということもあります。

例えば、わたしの事務所で、税理士でない従業員に1,000万円の給料を払うことは難しい(というより出来ない)です。

しかし、先ほど書いたような働く環境を整えることはできます。

できることをやって、それが幸せに近づくなら、やらない理由がありません。

自分の給料分は自分で稼ぐということ

税理士募集で書いた、この表現は誤解されているかもしれません。

2つ前の記事で、「まちの税理士事務所が50人だったら」という記事を書きました。

この記事では、担当者は、自分の売上の31.25%が給与でした。

これは、税理士事務所としては、まぁまぁ普通の数字だと思います。

ということは、1,000万円分の担当を持ったとしても、給料は3,125,000円だということです。

税理士事務所の面接などで、「やればやった分だけあげるよ」と言われることがあります。

でも、売上の31.25%が自分の給与になる場合、2,000万円分の担当を持ったとしても、給料は625万円です。

1,000万円のときよりも倍にはなっています。

これで、やった分だけもらえると言えるのでしょうか。

わたしは、そうは思いません。

ですから、わたしが、税理士募集で書いた「自分の給料分は自分で稼いでもらいたい」というのは、担当する売上にかかる給料の割合を高くしたいという意味が込められています。

自分でも書き方が悪かったかなと思います。

この書き方では伝わらないですよね。

例えば、他の税理士事務所では、売上の30~35%が給料になるところを、わたしの事務所では、50%以上にしたいと考えています。

なぜ、そんなことができると思うのかというと、色々あるのですが、その中の1つが、税理士だからです。

税理士でない担当者と税理士とでは、出来る業務の範囲が異なります。

できる業務の範囲が広くなれば、給与の額にも反映されます。

それから、拡大しないことにより、事務所の給与以外のコストを抑えることができるからです。

先日の記事で書いたように、税理士事務所の規模が大きくなると、色々なコストがかかってきます。

中には、規模が大きくなることによって、コストが安く済むものもあります。

しかし、人が入れ替わったり、大きな事務所を借りたりすることで、コストが余計にかかることも多いです。

よほど、うまくやらない限り、あるいは、相当の規模にならない限り、拡大によるコスト面のメリットは生まれないのではないかと思っています。

その点では、小さい事務所の方が小回りがきき、コストが安く済みます。

売上に対する給料の割合を高くすることができるので、自分の分は自分で稼いでください、というような表現になりました。

まとめ

なぜ、働く環境を整えることにこだわるのか、ということについて書いてみました。

お金のために働くのだけれども、なぜ、お金が必要かというと、幸せに暮らすためです。

ですから、幸せに暮らすために、働く環境を整えています。

会社が儲かっていても、従業員が幸せそうに見えない職場ってありますよね。

そういう職場は嫌なので、働く環境にこだわっています。

また、働く環境を整えることは、給料を増やすことよりも簡単にできると思うので、やらない理由はないと思います。

こう書くと、給料は低いのかと思われそうですが、その点も、地域の同種の平均よりは高い給料を目指しています。

働く環境の中には、給料の額も含まれていると考えていますので、当然その点にもこだわっています。

色々と書きましたが、今後も働く環境にはこだわっていきます。

【編集後記】

コロナのワクチンの予約ができました。

2回目の接種が9月3日です。

最近、感染者が増えているので不安はありますが、とりあえず早くワクチンを接種して一息つきたいです。

アイキャッチ画像は、庭で取れたブルーベリーです。

今年で5年目になりますが、今年は、今まで一番の収穫量になっています。

2歳の娘も喜んで食べます。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。