マネーフォワードクラウドやfreeeのホームページを見ると、これらの会計ソフトを使えば、自分で簡単に確定申告ができるような気になります。
しかし、これらの会計ソフトを使ったから、自分で確定申告ができる訳ではありません。
自分で確定申告をするにはある程度の知識が必要ですし、自分で調べることも必要です。
ある程度の知識があって、自分で調べることができる人が、自分で確定申告をすることができます。
そして、そういった人たちは、マネーフォワードを使っても、freeeを使っても、弥生会計を使っても、自分で確定申告をすることができます。
何となくできた気になる怖さ
マネーフォワードクラウドやfreeeを使うと、何となく入力できてしまいます。
明細を自動取得した取引だとなおさらです。
知識がなく、調べることもしない人の場合、自分で入力したものが正しいかどうかを確認する方法がありません。
何となく入力できたら、それが正しいと思って先に進みます。
確定申告書も何となく入力できてしまうでしょう。
何となく入力した確定申告書が合っているかどうかもわからないでしょう。
何となくできてしまうというのは、怖いことだと思います。
サラリーマンが医療費控除を受けたり、ふるさと納税をしたりした場合の確定申告であれば、それでも良いかもしれません。
しかし、事業所得や不動産所得の確定申告を自分でやろうと思うのであれば、自分で最低限の知識を身につけたり、調べたりすることは欠かせません。
数日前にブログで記事にした住宅ローンの減税しすぎ問題も、知識がなかったり、調べなかったりしたことにより発生したと言えるでしょう。
ただし、住宅ローン控除の場合は自分で確定申告をする人が多いですから、もう少しわかりやすい制度にする必要があるかもしれません。
自分が作成したものが合っているかどうかを確認するには知識は必要
自分が入力した会計データや、作成した確定申告書の内容が合っているかどうかを確認するには、一定の知識が必要です。
知識がなければ、合っているかどうかがわかりません。
逆に言うと、知識がある人であれば、どの会計ソフトを使っても、正しい確定申告書が作成できます。
会計ソフトによって、使いやすさや操作性に違いはありますが、出来上がる申告書は同じものになります。
マネーフォワードクラウドを使ったら税額は10万円、freeeを使ったら税額は15万円、弥生会計を使ったら税額は20万円ということはありません。
正しい税額が15万円だとしたら、どの会計ソフトを使っても、税額は15万円になります。
自分で税額が15万円で正しいのかどうかがわからなければ、結局は確認できないのです。
ただし、会計ソフトは基本的に計算を間違えないので、入力さえ正しくできれば、自分で計算をする必要はありません。
まとめ
マネーフォワードクラウドやfreeeを購入して、自分で確定申告をしようと思う人は多いと思います。
ただし、買ってはみたものの入力の仕方がわからない、自分では申告できないということで依頼を頂くことも多いです。
そこで、自分ではできないと思って税理士に依頼することは良い判断だと思います。
税理士に何をどこまで、どのように依頼するかは個別の問題ですが、自分ではできないということに気づかずに、何となくできた確定申告書をそのまま提出してしまうことは問題です。
確定申告を自分ですることは悪いことではありません。
しかし、申告の内容を理解していない、内容に不安があるという人は、一度専門家に依頼または相談することを検討してみるといいと思います。
その結果、問題ないということであれば、来年からは自信を持って自分で確定申告をすることができます。
税理士に確認してもらう場合は、有料になることは知っておいてください。
【編集後記】
話題のpaypayを初めて利用してみました。
やはり、20%戻ってくる「100億円あげちゃうキャンペーン」は強烈ですね。
それ程大きな買い物をした訳ではありませんが、お得です。
キャンペーンの中には利用しなくてもいいものがたくさんありますが、このキャンペーンは利用する価値が十分にあります。
それにしても凄いキャンペーンです。
またまたアイキャッチ画像がラーメンになりました。
佐倉市にあるラーメン屋さん、ラグマン2014のねぎワカメらぐまんです。安定した美味しさですね。
このお店は黒板に限定メニューが書いてあるのですが、カウンター席に座ってしまうと限定メニューに気づきづらいです。今日は両隣の人が限定メニューを注文していました。今後は、カウンターに座る前に限定メニューを確認した方がいいですね。