英国の国民投票で英国のEU離脱が決まり、先週の金曜日から世界中の株価が大幅に下落をし、為替も大きく動いています。
結論は、このくらいの下落では何もしない
先週の金曜日は日経平均株価が1日で1,286円(7.92%)も下落しました。為替も、ドルは一時99円台に、ユーロも一時109円台になり、大きく動きました。
わたしはこのブログで、世界中の株式などに投資するインデックスファンドをコツコツとつみたてる資産形成の方法をおすすめしています。つみたてをはじめて間もない人は、1日でこんなに株価が下がると不安に思ってしまう人もいるでしょう。
では、こんなときはどうしたらいいのでしょうか。
結論から言うと、この程度の下落では何もする必要はありません。
この程度の下落は何年かに一度おこると思っていたほうがいいです。今回実際におこりましたし。まだ記憶に新しいリーマンショックから10年も経っていないのです。資産形成を始めて間もない人はともかく、そうでない人で、今回の下落で大慌てしている人がいるとしたら、その人はリスクをとり過ぎていると思われます。そういう人はリスク資産の割合を減らすべきです。
個別の株式であれば倒産のリスクもありますが、インデックスファンドの場合は資産が0になることはまずありません。今回のような相場の下落時は、そのうち回復するだろうと思って淡々といつもどおりつみたてを続ければいいのです。
相場下落時にはより多くの口数を購入することが出来る
インデックスファンドをつみたてる場合、基準価額が下落していればそれだけ多くの口数を購入することができます。口数を多く購入出来れば、相場回復時の資産の上昇スピードが早くなります。
ドルコスト平均法は、毎回定額で同じ商品を購入する方法です。
ドルコスト平均法についてはこちら
「ドルコスト平均法は有利でも不利でもないが、おすすめ」
ドルコスト平均法は価格が上がったり下がったりしたほうが効果があります。今回はドルコスト平均法の効果を実感するチャンスだと思ってください。
資産形成を始めたばかりの人は、先月までの購入口数と今月購入する口数を比べてみましょう。ドルコスト平均法の効果を実感できると思います。
大きく下がったからといって、いつも以上に購入する必要はない
いつもより多い口数が買えるなら、いつもより多い金額で買いたくなる人もいるでしょう。
ちょっと待ってください!
相場が下がっている今買えば、確かにいつもより多くの口数が買えるでしょう。しかし、このあともっと相場が下落するかもしれません。株価がこのあとどうなるかは誰にもわからないのです。インデックスファンドをコツコツつみたてる投資方法は、相場をあてにいく投資方法ではありません。しかも、毎回のつみたては、30年つみたてるとしたら、1/360回に過ぎないのです。1回安く買えたからといって、全体に与える影響はごくわずかです。
相場が大きく下がったとしても、いつもどおりの金額を買い付けるようにしましょう。
リーマンショック前からインデックスファンドのつみたてをしている人なら、今回の相場の下落でも落ち着いていることができるでしょう。
つみたて投資を始めてからこのような相場下落を経験したことのない人は、いい経験だと思ってください。長い期間つみたてる資産形成では、この先も何度か大きな相場の下落を経験するでことしょう。あわてる必要はありません。
コツコツとつみたてていけば、資産は増えていきます。相場の動きに一喜一憂せずに、慌てずじっくりと資産を形成していきましょう。
※インデックスファンドをつみたてる投資法が必ず儲かるということではありません。投資は自己の判断でお願いします。
【編集後記】
昨日は、久しぶりに整体に行ってきました。肩や首のコリがひどく、腰も少し痛かったので、ひどいことを言われるかなと思っていたのですが、「大丈夫ですよ」と言われ、ほっとしました。施術を終え、肩も首もだいぶ楽になしました。たまには体のメンテナンスも必要ですね。