このブログでもお伝えしていましたが、6月下旬から初めての採用活動を行っていました。
募集したのは、パート1名。
以前から、ブログは採用活動に有効だと思っていたので、当初はブログとホームページのみで採用活動を行いました。
ホームページに採用情報を載せて、わたしのことをわかって頂くために、ブログの記事を読んでから応募してもらうというやり方を取りました。
税理士事務所は、外からではどんな事務所かわからないことが多いです。
わたし自身が5カ所の税理士事務所で働いて実感していることです。
わたしには、仕事のことや趣味のことを書いているこのブログがあります。
事務所のことを知ってもらうのに、このブログを読んでもらわない手はないと思いました。
そして、ブログを読んで、ここで働きたいと思ってくれた人に応募して欲しいと思ったのです。
結論を言うと、その考えは甘かったです。
わたしのブログの力では、応募がありませんでした。
そもそも、わたしのブログやホームページは多くの人に読まれている訳ではありません。
PVはたかが知れています。
さらに、税理士事務所の仕事を探している人は、ハローワークに行ったり、経験者であれば、税理士事務所専門の職業紹介会社などに登録したりして、仕事を探します。
直接、その税理士事務所のホームページを見て求人を探す人は少ないのではないかと思います。
ホームページで採用情報を公開して1ヵ月がたっても応募が1件もなかったため、ハローワークを利用することにしました。
ハローワークの求人票には限られた情報しか載せることはできませんし、他の多くの求人票の中に埋もれてしまいます。
仕事を探す側からすると、税理士事務所はどこでも同じように見えてしまいます。
そうなると、先ほど書いたような、ここで働きたいと思った人に応募してもらいたいということが難しくなります。
そういった理由でハローワークは避けていましたが、応募がなかったので、ハローワークを利用しました。
8月上旬にハローワークに求人票が出ると、早速翌日にハローワークから電話があり、1日に3件の応募がありました。
さすが、ハローワークだな、これからは面接で忙しくなるなと、そのときは思いました。
しかし、その後もハローワークからの電話で2人の応募がありましたが、結局履歴書が送られてくることはありませんでした。
求人票の備考欄には、ホームページの採用情報ページやブログに詳しいことが書いてあるので、それらを観たうえで、履歴書を送ってくださいと書いていました。
ハローワークでとりあえず応募をしたけど、家に帰ってホームページやブログを読んだら、何か違うと思われたのでしょうか。
ちなみに、ホームページの採用情報ページには、求める人物像として、以下のようなことが書いてありました。
・拡大を目指さない税理士事務所で長く働きたい方
・新しいことが好きで、変化することを嫌わない方
・パソコン・IT・AIなどの知識を新たに身に着け、積極的に利用していこうと考える方
・働き方、生き方、家族を大切にしたい方
ハローワークから応募してきた5人のうち、4人は40代の方で、もう1人は30代半ばの人でした。
これらを読んで、ちょっと面倒な職場だと思われたのかもしれません。
このときは、もしかしたら、ハローワークで応募している人は、失業保険をもらうために活動をしているだけで、実際は本気で仕事を探していないのかなぁ、という思いも少しはありました。
実際には、そんなことはないのでしょうが。
ハローワークでの募集も上手くいかないなと思いかけていた頃に、ようやく1通の履歴書が送られてきました。
最初は名前を確認せずに、ハローワークから電話があった人かなと思いながら封を開けてみると、別の人でした。
ハローワークで求人を知り、ホームページの採用情報ページやブログを読んだうえで、ハローワークを経由せずに履歴書を送ってくれたのです。
ホームページで採用情報ページを公開してから2ヵ月以上が立ち、ようやく1通目の履歴書が届きました。
とりあえず、採用活動が1歩前に進んだ瞬間です。
その後、面接を2度行い、昨日内定を出しました。
働き始めてもらうのはもう少し先なので、結果はどうなるかわかりませんが、採用活動としては終わりました。
振り返ってみると、ハローワークで応募をして履歴書を送ってこなかった5人は、ホームページの採用情報ページやブログを読んで履歴書を送るのをやめたのだと思います。
ですから、ホームページの採用情報やブログは、ミスマッチを防ぐという意味で機能したのではないでしょうか。
やはり、ホームページやブログに詳しく書いておいたことは無駄ではなかったのです。
1人の職場に応募をするのは、不安もあると思います。
そんな中で応募をして頂いたことには感謝しています。
税理士事務所で働いた経験はありませんが、徒歩で通勤できるので、通勤の負担が少ないです。
小さなお子さんがいますが、お子さんを優先して働いて頂くことになります。
地元の人、かつ、扶養の範囲内で働きたい、という当初想定していたような人が採用できたと言っていいでしょう。
何事も最初の1人は大変だということです。
1年後くらいには2人目のパートの採用も考えています。
次は、既に1人採用している実績がありますから、応募する側としても、多少の安心感があるのではないでしょうか。
そして、1年後にはハローワークを使わずに採用が出来ればいいと思いますし、ハローワークを利用したとしても、ホームページやブログを読んで応募して欲しいということを書いておけば、ホームページやブログが機能することもわかりました。
こういったことも実際に採用活動をやらなければわからないことだと思います。
結果として、2ヵ月で採用が決まったので、初めての採用活動としては良かったのではないでしょうか。
【編集後記】
採用が決まったので、机、椅子、その他必要なものを発注しました。
細かいものは、必要になったつど買うことになると思います。
自宅兼事務所で一人で開業して第1章が始まり、事務所を借りて第2章が始まりました。
今回新しく人が入って第3章が始まるという感じです。
第3章がどんな感じになり、そして第4章が始まるのはどんなときか、今から楽しみです。