まちの税理士事務所として独立開業して4年近くがたちます。
開業時からブログを書いていて、比較的綺麗ごとと言われるようなことも書いています。
そのせいか、ブログを読んだ人の中には、まちの税理士事務所の仕事は綺麗なものだと思う人がいるかもしれません。
しかし、まちの税理士の仕事はそれほど綺麗なものではないと思っています。
仕事の理想と現実
誰でも、綺麗な仕事をしたいと思うかもしれません。
しかし、世の中綺麗ごとだけで済むことはなかなか難しいです。
まちの税理士の仕事も同じです。
一般的に、仕事はお金を稼ぐために行います。
その点においてはまちの税理士も同じです。
綺麗にお金を稼げれば、誰も苦労はしないでしょう。
また、お金と人間の心理が絡むと、どうしても綺麗ことでは済まないことも生じます。
その現実を直視して、どう解決していくかということが腕の見せどころではあります。
人間の心理が関係してきますから、やはりまちの税理士の仕事はどうしても人間臭いものになります。
人間臭い仕事が嫌いな人には、まちの税理士という仕事は向かないでしょう。
理想と現実が違うのは、どの仕事でも同じだと思います。
実は、まちの税理士という仕事は、多くの仕事の中でも、現実を理想に近づけることが出来る方だとは思っています。
スタイルにも寄りますが。
わたしが拡大をしないスタイルを取っているのは、現実を理想に近づけるためとも言えます。
拡大をすれば、どうしても自分でコントロールできない部分が増え、理想と現実はどんどん離れていくことが多いと思っています。
知識不足、理解不足を補うことで解決できるものも多くある
誰でも税金は少なくしたいと思うでしょう。
そして、その少ないにはかなりの個人差があります。
年間10万円の所得税を、とても大きな額に感じる方もいますし、年間100万円の所得税を不満なく支払う方もいます。
これは、知識不足、理解不足によるところも大きいです。
自分がどれだけ稼いでいて、その場合には、このくらいの税金になるということがわかれば、負担感は大きく和らぐことも多いです。
単に税金を10万円払ってと言われるよりも、こういった計算で利益がこうなって、税率がこうで、控除がこうで、結果として税金が10万円になりますといわれれば、「そうか」と納得していただけることも多いです。
そして、さらに付け足します。
100万円の利益が出て、10万円の税金を支払ったとしても、自由に使えるお金が90万円残ります。
それでも、不満がなくならないこともあります。
そういった場合には、時間をかけて不満を取り除くことを考えます。
例えば、顧問契約のお客様であれば、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目に不満が徐々に少なくなるように説明します。
だんだん税金の負担にも慣れてきますし、このくらいの利益が出たら、このくらいの税金を支払うんだということを、お客様の方でもわかってきて頂けるので、税金への不満は少しずつ減っていくのが通常です。
このように、なぜ税金がその金額になるのかということの説明をすることで税金への不満が少なくなります。
それでもわかって頂けないこともある
それでもわかって頂けないこともあります。
その場合は、わたしでは力になれないことをお伝えすることになります。
わたしは、そうならないために、ブログやホームページで色々な情報を公開しています。
お互いのミスマッチをなくすためです。
わたしの文章力のまずさや、ブログで伝える限界もあり、ミスマッチが完全になくなることはありません。
なるべくミスマッチが少なくなるように努力はしているつもりです。
今回のテーマにもしたように、どちらかと言うと、綺麗な仕事をする税理士と思う方もいらっしゃいますし、その逆で、ブログでは良いこと書いてるけど、実際は全く違う感じで仕事をしてるんでしょ、と思う方もいるかもしれません。
まとめ
ブログやホームページで真実を書いているつもりですが、文章力のまずさなどもあり、完全にわたしのことを伝えることは出来ていません。
その結果、綺麗な仕事、あるいは綺麗な考え方をする人のように思われることもあります。
また、その逆に思われることもあります。
今回言いたいことは、まちの税理士という仕事は綺麗な仕事だけではないということと、人間臭いものだということです。
それがもっと伝わるように、ブログやホームページでの表現力を工夫していきます。
【編集後記】
最近、YouTubeの独学ラーメン店長チャンネルを見て家でよくラーメンを作って食べています。
市販のスープを使わずに、市販のスープと同じような味のラーメンを食べることができます。
もちろん、お店で食べるラーメンほどではありませんが、最近のお気に入りです。
醤油ラーメン、塩ラーメン、つけ麺、油そば、冷やしラーメンと作ったので、次はネギみそラーメンを作ってみようと思っています。