税理士の食える食えない論争を終わらせたい

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今日は税理士試験の初日です。

税理士試験を受けている人やこれから税理士を目指そうとしている人にとって、税理士は食えるのか、ということは気になるところだと思います。

SNSなどでも、食えるとか食えないとか、色々な意見を聞くことがあります。

税理士を目指そうとする人は、食える食えないのどっちなんだ!と思うことでしょう。

今回は、この食える食えない論争の読み方について書いてみます。

誰がどの基準で言っているかを理解する

結論としては、「誰がどの基準で言っているかを理解する」、これにつきます。

誰が

まずは、誰が言っているかです。

税理士なのかそうでないのか、税理士でない人の意見であれば、基本は無視していいでしょう。

税理士事務所で働いている税理士でない人の意見もそれほど気にしなくていいと思います。

税理士の所属にもよります。

開業税理士、代表社員税理士、社員税理士、所属税理士、登録をしていない有資格者などがあります。

年齢や税理士登録の時期によっても違います。

20年以上前に独立した税理士と最近独立した税理士とでは環境がかなり異なります。

どの基準で

食える食えないと言っても、人によって食えるという金額は変わってきます。

ですから、例えば、300万円で食えるという人もいれば、1,000万円でも食えないという人もいます。

その人の食える基準がわからなければ、単に食えるとか食えないとか言われても、理解することはできません。

それから、どの金額を基準にするかという問題もあります。

売上なのか、事業所得の金額なのか、合計所得所得なのか、課税所得金額なのかによってかなり変わってきます。

税理士の場合は、売上で食える食えないを言う人は少ないと思いますが、他士業の人の場合、売上で話をしていることもよく見かけるように思います。

ということで、まずは、誰がどの基準で食える食えないを言っているかを理解しましょう。

もし、それがわからない状況で、誰かが食えるとか食えないとか言っていたとしたら、その言葉は軽く聞き流すのがいいと思います。

たまに、ツイッターなどで、違う基準の人が食える食えない論争をしているのを見かけることがありますが、お互いの基準が違うのにその話をしたら、話がかみ合わないのが当然なので、そういった論争は読む必要はないと思います。

わたしの基準

わたしの食える食えないの基準を書いてみます。

まず、誰が、という点でいうと、わたしは開業5年目の開業税理士です。

そして、拡大を目指さないまちの税理士をしています。

この拡大を目指さないというのもポイントです。

わたしがどの金額で判断するかと言うと、青色申告特別控除前の事業所得の金額(以下、所得金額と書きます)で判断します。

仮に勤務している税理士であれば、給与所得の収入金額で判断しますし、税理士法人の社員税理士であれば、給与所得の収入金額と税理士法人の税引き後利益に出資割合をかけた分の金額を足した金額で判断します。

出資割合が数%以下の社員税理士であれば、給与所得の収入金額だけで判断するのがいいでしょう。

わたしの場合、所得金額が500万円以上で食えると判断します。

この500万円という数字も、その人の環境によって変わります。

食えるの判断は、その金額で老後の生活を含めて生活ができる金額をイメージしています。

節約して月10万円あれば生きていけるという人もいると思いますが、そういう基準ではなく、ある程度普通の生活をして、老後の生活費まで貯金することができて、食えるという判断をしています。

そうなると、食えるの基準は500万円くらいなのかなと思います。

配偶者の有無、配偶者の所得金額、子どもの数などによって変わります。

配偶者や子どもがいなければ、400万円くらいでも十分食えるのではないでしょうか。

逆に、配偶者が専業主婦の場合は、食えるの基準を50万円から100万円あげたほうがいいと思います。

子どもがいる場合は、さらに、子ども1人につき、50万円から100万円くらい上がります。

逆に配偶者の所得が高い場合は、食えるの基準は下がります。

仮に、配偶者の所得が300万円あれば、自分が200万円でも食える状況になります。

食えるの基準は、人によって全く違うということを知っておきましょう。

食えると稼げる

食える食えないではなく、稼げる稼げないで話がされることもあります。

これも、あくまでわたしの基準ですが、食えると稼げるでは基準が違います。

中には、食えるを稼げると同じような意味で言う人もいますので、その見極めも必要になります。

わたしの基準では先ほど書いたように、食えるというのは、老後の生活を含めて生活ができる金額を稼ぐということです。

その金額が500万円と設定しました。

稼げるとなると、わたしの中では、食えるとはだいぶ違う印象があります。

イメージで言うと、良い生活ができるということでしょうか。

具体的には、毎年のように海外旅行に行ける、好きな車に乗れる、ちょっといい感じの家が買える、というような感じです。

金額で言うのはとても難しいのですが、3,000万円くらいかなと思います。

毎年3,000万円くらい稼いでいれば、先ほど書いたような生活を送れるのではないかと思います。

逆に2,000万円くらいだと、そこまで好きな暮らしはできないかなと思います。

要は、わたしの中では、それくらい、食えると稼げるは違うということです。

ですから、食えると稼げるがごっちゃになって話をされると、おかしいなと感じてしまいます。

まとめ

食える食えないの基準は、その人の環境によって、また考え方によって全く変わってきます。

税理士を目指している人からすれば、税理士の人が、食えるとか食えないとか、ツイッターでつぶやいていたら気になると思います。

そのときは、誰が、どのような基準で食えると言っているのか、あるいは食えないと言っているのかを確認しましょう。

その人にとっての食える食えないの基準がわからなければその人が食えると言っていても、あるいは食えないと言っていても、いったいいくら稼げるんだと疑問に思ってしまうだけです。

ツイッターでは文字数の関係もありますから、ツイッターでの食える食えないの論争はあまり気にしない方がいいと思います。

ブログなどであれば、ある程度金額が推測できるような書き方をしている税理士もいます。

わたしのブログもよく読めば、わたしの所得はある程度の推測はできると思います。

税理士が食えるか食えないか知りたければ、ぜひ、この点を抑えて調べてみるといいと思います。

また、どの業界にも食える人もいれば、食えない人もいます。

食える人が3割いる業界であれば、その3割に入ればいいだけです。

その3割に入る自信があれば、その業界に飛び込んでもいいと思います。

食える業界に入ったから、必ず食えるわけではありませんので、その点は注意しましょう。

わたしの感覚では、税理士であれば、500万円の所得を稼ぐことは、努力と工夫次第で何とかなる数字なのかなと思っています。

税理士を目指している人で、本当に税理士が食えない業界なんじゃないかと心配している人がいましたら、努力と工夫で何とかなりますよ、と言いたいです。

ただし、税理士になって稼ぎたいと思っている人がいたら、税理士で稼ぐのは、それほど簡単なことではないですよ、と言いたいです。

【編集後記】

先日、千葉ロッテの和田選手が初スタメンで3安打3盗塁の活躍をしました。

千葉ロッテファンの人にとっては、忘れられない日になったと思います。

和田選手が今後一流選手になれば、先日の試合のVTRを何度も見ることになるのではないでしょうか。


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