税理士試験の初日に昔を振り返る

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今日は年に一度行われる税理士試験の初日です。

最近の試験の傾向などはもうわかりませんが、今日はわたしが受験していた頃の税理士試験を振り返ってみようと思います。

ちなみに、わたしは平成9年から平成22年まで、税理士試験を受けていました。

エアコンがなかった

会場にもよりますが、わたしが税理士試験の受験を始めたころはエアコンのない試験会場も多くありました。

当時わたしは早稲田大学で受験することが多かったのですが、早稲田大学はエアコンがありませんでした。

確かエアコンのある部屋もあったと思うのですが、全ての部屋にエアコンがあった訳ではないので、エアコンを使っていなかったと思います。

東京では立教大学も試験会場になっていましたが、立教大学もエアコンはありませんでした。

東京の会場はエアコンはなかったのですが、地方によってはエアコンがあった試験会場もあり、エアコンのある試験会場を狙って地方で受験する人もいるくらいでした。

エアコンがないと、試験中に汗だくになります。

回答用紙が腕に張り付いたり、汗が回答用紙にたれたりします。

当時は熱さまシートのような冷却シートが出始めたころだったと思うのですが、冷却シートを貼っていた人も見かけました。

試験中に救急車が来たこともありました。

暑さで気分が悪くなっちゃったのかなぁとか、思ったものです。

今では全ての試験会場にエアコンがあるのでしょうか。

そうであればいいのですが、もし、エアコンがない試験会場もあるとしたら、大変ですね。

当時はエアコンがないのもしょうがないと思っていましたが、今だったら、ちょっと遠出してでもエアコンのある試験会場を選ぶかもしれないですね。

そろばん、電卓

試験会場にそろばんを持っている人がいました。

音も聞こえていましたので、実際にそろばんで計算していたのだと思います。

若い人からしたら、平成9年と言えば、ずいぶん昔に感じるかもしれません。

しかし、当時でも、普段からそろばんを使う人を見ることはほとんどない時代です。

凄くびっくりした記憶があります。

税理士試験の問題は理論と計算の問題があります。

わたしは通常理論を先に解いていました。

ですから、最初のうちは電卓は使いません。

理論から解く人の方が多かった思うので、試験が開始していきなり電卓を叩く人は少ないです。

しかし、何人かは電卓を叩くんですよね。

あれが、他の人の集中をきらすためにやっていることなのか、自分を落ち着かせるためにやっていることなのかわかりませんが、いずれにしても他人のことを気にすることはありません。

自分自身に集中するだけです。

今でも、そろばんで本試験に挑む人はいるのでしょうか。

手が痛くなる

税理士試験では、本番の2時間で相当量の文字を書く必要があります。

手が痛くなるので大変でした。

わたしは理論を書かないで覚えるタイプだったので、2時間書き続けることが多くありませんでした。

ですから、本番で書くことがつらくなってしまいます。

わたしは最後に合格したのは39歳のときでした。

明らかに20代の頃に比べると、書く力が衰えていました。

そのため、本番前には、理論を覚えるためではなく、書くスタミナをつけるために、理論を書いた記憶があります。

たまには書いておかないと、本番で2時間書き続ける力が衰えてしまうと思っていたからです。

今でも、たくさん書かなくてはいけないことは変わっていないと思います。

普段書かない人は、本番で2時間書く力をつけておいた方がいいと思います。

手が痛くなるだけではなく、上手く書けなくなり、読めない字になってしまう可能性もあるので、それなりにリスクがあると思います。

合格発表

わたしが受験を開始した頃は、合格通知の封筒を開ける前に透かして見ていました。

合格科目があると、当時は四角い枠が透けて見えたのです。

合格科目がない場合は、四角い枠はないので、その時点でダメだったとわかってしまいます。

1科目だけ受験した場合で、四角い枠があれば、合格がわかり、複数科目を受験している場合は、少なくとも1科目は合格していることがわかります。

封筒を開ける前にわかってしまうのはイマイチですが、当時はそんな感じでした。

5科目目を合格するときは、官報に載ります。

インターネットでも官報をみることができますが、アクセスが集中するので、発表の時間の少し前から準備をしておきました。

出遅れるとしばらく見られなくなる可能性があるからです。

合格した年は、その方法ですぐに官報合格を確認することができました。

今でも、アクセスが集中して重くなるのでしょうか。

まとめ

税理士試験初日ということで、わたし自身の税理士試験について懐かしく感じたことを振り返ってみました。

最初に税理士試験を受けてから20年以上がたっていますので、昔話のようにも聞こえますが、懐かしく思います。

税理士試験は大変な試験ですし、納得のいかない部分もあるかもしれません。

しかし、世の中のことは全てが合理的と言う訳にはいきません。

今は、税理士試験のこんなところが嫌だとか、不満を持っていても、試験に受かってしまえば、懐かしく思うことができる可能性もあります。

それはその人自身の生き方にもよると思います。

自分の記憶を美化することが良いことだとは思いませんが、試験に合格をして税理士として自分が納得できる生き方ができれば、自然と美化されてしまうものなのかもしれません。

【編集後記】

千葉県は梨の生産量が全国一です。その千葉県の中で一番梨を生産しているのが、白井市です。

週末に白井市にある梨園の直売所で梨を買いました。

甘くてみずみずしくとても美味しいです。やはり、スーパーで売っているものよりも美味しく感じます。

今年は、梨の収穫が早いらしく、おそらく幸水は今が旬です。

例年より早いみたいですからいつもの時期に買おうと思っている方はお気を付けください。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。