緊急事態宣言が出て1ヶ月が経ちました。
まだ3週間以上も緊急事態宣言が続きます。
そして、5月末で緊急事態宣言が終わったとしても、世の中がすぐに元に戻る訳ではありません。
今を耐えればと思って、必死に頑張っている方も多いと思いますが、コロナが少し落ち着いたとしても、元の生活にはなかなか戻らないのではないかと思っています。
そう思っていた方がいいのではないでしょうか。
わたしがこの業界に入ったのは、2000年頃だったと思います。
バブルがはじけたのが1991年くらいですから、当時は、バブルがはじけてから随分とたっていました。
しかし、バブルの影響を引きずっている会社が結構ありました。
バブルの影響を引きずっていた会社の多くは、バブルがはじける前に多くの借入をして、バブル崩壊後も長くその返済に苦労していました。
そして、そういった会社の方たちからは、「早く景気が良くならないかなあ」「また、以前のように景気が良くならないかなあ」というようなことを良く聞きました。
結果は、失われた20年とも失われた30年とも言われることになりました。
わたしは社会人としてバブル景気を経験していません。
ですから、バブル時の経済の状態を経験としては知りません。
当時、わたしのような若い人間からすると、「もう、バブルの時の様にはならないんじゃないかな」と思っていた人が多いと思います。
そもそも、今の40歳以下の人は、景気がいいなんて思ったことは、人生において一度もないのかもしれません。
しかし、バブルを経験した人は、「また景気が良くならないかなあ」と思っていたのだと思います。
そういった考えでいると、なかなか変わることができずに新しい時代についていけなくなってしまうと思います。
今も、「早くコロナが終息しないかなあ」と思っている人はたくさんいるでしょう。
中には、コロナが終息すれば、コロナ前に戻るのではと淡い期待をしている人もいると思います。
しかし、コロナ前に戻ることはあまり期待できないのではないかと思います。
コロナと共存する社会、又は、コロナ後の新しい世界が始まるのだと思います。
その世界がどんな世界になるのかはわかりません。
どんな世界になっても、その世界に合わせて自分が変化をして対応をしていく必要があるでしょう。
現状が厳しくて借入をしたり、納税の猶予を受けたりすることを否定している訳ではありません。
生き残るために必要なのであれば、借入をした方がいいし、納税の猶予も受けた方がいいでしょう。
幸い、バブルの時と違って、金利は低いです。
元本は返済しなくてはいけないし、猶予を受けた税金は支払わなくてはいけません。
しかし、高い金利を支払わなくていいのはありがたいことです。
利用できるものは利用して、コロナを乗り切り、ウイズコロナ、あるいはアフターコロナの時代を生きていけるようになればいいと思います。
そのために、今できることをやるようにしましょう。
【編集後記】
最近娘が頭をよくぶつけてます。
現在の身長が74センチなのですが、ちょうどテーブルやカウンターに頭をぶつけやすい身長みたいです。
もう少し大きくなるとぶつけなくなると思うので、それまでの我慢ですね。
アイキャッチ画像は、応接スペースに置いたアクリル板です。
これを外せるのはいつのことになるでしょうか。