独立=自分の自由にできるということではない

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組織に属していると、自分の思うようにいかないことがたくさんあります。

独立をしたら自分の自由にやりたいと思う人も多いことでしょう。

しかし、独立をしたからと言って、すべてを自分の自由にできるということではありません。

時間

独立をしたら、自分の好きな時に働くことができ、時間に余裕ができると思うかもしれません。

始業時間や終業時間を自分の好きな時間に決めることも可能です。

勤務をしていれば、就業時間は決まっていることが多く、自分で時間を選ぶことができません。

会社によっては、遅くまでの残業が当たり前ということもあるかもしれません。

しかし、独立をしたからと言って、お客様に合わせて仕事をしなくてはいけないこともありますし、納期の短い仕事を請け負えば、残業をしなくてはいけないこともあります。

独立後に、勤務をしていたときよりも長時間働いている人の割合もそれなりに多くいるのではないかと思います。

誰かにやらされて長時間働いているという訳ではなく、自分の意思で長時間働いている人も多くいます。

何に価値観を置くかということになると思いますが、時間を重視したいのであれば、時間に余裕ができるように考えて工夫をしないと、思うようにはいきません。

お金

お金についても、勤務時代は会社に搾取されていると思っている人が多いかもしれません。

例えば、給与が500万円の人の場合、会社が搾取している分を合わせれば、倍の1,000万円は稼いでいると思っている人もいるかもしれません。

独立をして1人の場合は、粗利から固定費を除いた金額が基本的には自分のものになります。

しかし、独立をして思うような粗利を稼ぐことは簡単なことではありません。

当初は予定していなかったような出費がかさむこともあります。

また、1人では効率が悪いこともあります。

例えば、事務所を借りる場合、その事務所を1人で使用しても5人で使用しても家賃は変わりません。

通常は5人で使用した方が売上が多くなるので、費用対効果もよくなります。

1人の場合は、工夫をしないと費用対効果の面で、効率が悪くなることが多くあります。

お金についても、簡単に自分の自由になる訳ではありません。

組織

独立をして人を雇うと組織になります。

組織になれば、色々と考えなくてはいけないことが発生します。

勤務時代の組織が嫌で独立をしたのに、自分で一から組織をつくらなくてはいけません。

採用をするのも簡単ではありません。

自分の想いと違った人を採用すれば、ストレスにもなります。

また、従業員を採用した後に業績が下がったからと言って、簡単に辞めてもらうこともできません。

従業員同士の人間関係にも気を配らなければいけません。

とにかく組織を作ることは大変です。

組織は、お金以上に自分の思うようにはいかないものかもしれません。

まとめ

独立をしたからには、自分の思うようにやりたいと思う人は多いでしょう。

しかし、自分の思うようにやるには、かなりの工夫が必要になります。

全てが自分の思うようにとはいかないことが多いので、自分の中で優先順位をつけて、優先順位の高いものから、自分の思うようにできるように工夫をしていくことが大切です。

独立後に、思っていたのと違うなぁとならないように、独立をする前の段階でしっかりと考えておくと良いと思います。

【編集後記】

今年のドラフトで阪神が、甲子園で活躍した高校生を多く獲り、評価をしている人が多いように思います。

夢はありますし、5年後10年後にどうなっているか楽しみではあります。

ただし、即戦力として獲った大学生や社会人の選手が40歳まで活躍することもありますから、高校生=夢があるというのも変な気はします。

大学生や社会人でも夢はあります。

古田や宮本のように、大学、社会人を経てプロに入って、プロに入ってからも成長を続け、長く活躍する選手もいますからね。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。