税金は人によって違うということは、以前にも記事にしていました。
人によっても違いますし、会社によっても違います。
同じ人や同じ会社でも状況によって様々です。
最近も、このことを強く感じることがあったので、記事にします。
法人成りした方がいいのか個人事業の方がいいのか
個人事業をしていて、利益が多くなってきた、あるいは事業を開始しようとしたときに、法人の方がいいのか、個人事業の方がいいのか迷うことも多いでしょう。
法人と個人事業のどちらがいいのかは、ケースバイケースです。
例として、個人で所得が◯◯円以上とか、売上が1,000万円以上とかいう情報がネットや書籍などに書いてあることがあります。
これらの元情報は、もう少し詳しく条件が書いてあると思います。
しかし、ネットの世界では、所得がいくら以上とか、売上が1,000万円以上という部分だけが一人歩きをしてしまい、間違った情報が広まってしまうことがよくあります。
税理士などの専門家ではないが、ネットにおいて影響力の強い人が、ブログやツイッターなどで情報を拡散すると、情報の独り歩きは止まらなくなります。
先日書いた以下の記事も、かなりPV数があると思われるブログ記事を読んで書いたものです。
税金についての情報は、自分にとって都合のいい部分だけ切り取ってはいけません。
税金の場合、お得になる場合には、お得になる要件があることが多いです。
要件を満たしていないとオトクな制度は受けられないことが多いのです。
法人と個人事業のどちらが良いかも、簡単に判断できるものではありません。
また、有利不利だけで決めることでもありません。
個人型確定拠出年金(iDeCo)
最近は、個人型確定拠出年金についても、節税になるということで認知度が上がってきています。
この個人型確定拠出年金についても、節税効果は人それぞれです。
単に、個人型確定拠出年金がお得という記事などを読んで、個人型確定拠出年金を始めてしまわないように注意しましょう。
そもそも税金が発生しない人にとって節税効果はないですし、60歳まで引き出せないことにも注意が必要です。
個人型確定拠出年金については、以下のような記事も書いています。
専門家でない人の場合は、単に自分の経験談を言っていることが多い
税理士などの専門家でない人が、税金について書いている場合には、自分の経験したことを書いていることが多いです。
あくまでも、その書いている人にとってのことであり、そのことが他の人にもあてはまるかどうかはわかりません。
ブログなどでは、書いている人の個人情報までわかりませんから、その人にとって有利なことが自分にとっても有利なのかどうかは判断できません。
多くの場合は、みんなに当てはまることではありません、などの注意書きをしていると思いますが、読者はそこまで読まないことも多いです。
そのような読者が、一部分を切り取って情報が一人歩きしてしまうと、都市伝説が始まってしまいます。
まとめ
税金については、ある程度は全体的な仕組みを理解しないと、有利不利の判断は難しいです。
法人か個人事業かで言えば、税金だけでなく、社会保険も関係してきます。
また、親族も仕事を手伝っている場合は、親族の状況も関係してきますし、子供がいる場合は、子供の状況も関係してきます。
URに住んでいる人であれば、そのことも関係してくるかもしれません。
専門家に相談する場合でも、これらの情報を全部説明しなければ、判断は難しい場合もあります。
税金については、ネットの情報だけで簡単に判断してしまうことのないようにしましょう。
本当に簡単なことであれば、それほど影響はありませんが、法人か個人事業かなど、難しい判断が必要な場合は、有料でも、専門家に相談したほうが安心できます。
【編集後記】
今日は、午前中に運転免許証の更新手続きに行ってきました。
平日でも人は多かったですが、待ち時間はそれほど長くはかかりませんでした。(それでも午前中が潰れましたが)
25年に右折禁止のところを右折してしまった影響で34年までブルーの免許とは・・・
それまで違反をしないように気をつけなくてはいけないですね。