生命保険の見直しをしています

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以前から日本生命の代理店をしていたのですが、このたび、SOMPOひまわり生命と大同生命の代理店にもなりました。

もともと保険をガンガン売っていこうという気持ちはありませんし、それは今後も変わりません。

ただ、必要と思われる保険に加入していない人に対してご案内ができればいいなと思っています。

今回は、新たに2社の代理店になったのをきっかけに自分の保険を見直しているので、そのことについて書いてみます。

何のために保険に入るか

基本的に保険は、万が一のときにお金に困ることがある場合に加入するものだと思っています。

わたしでいえば、まず第一に、事故や病気で死んでしまったら、残った家族がお金に困ることになります。

妻と9ヶ月の娘がいますので、この2人のために保険に加入します。

死ななかったとしても、病気やケガで長期間働けなくなってしまう可能性があります。

そうなったときは、わたしも含めてお金に困ることになります。

他には、病気やケガで入院したときもお金に困るかもしれません。

ということで、上記のようなことに備えるために保険に加入しています。

死亡保険

わたしが死んだら、妻と娘がお金に困ると書きましたが、いくらあれば困らなくて済むのでしょうか。

この計算はなかなか難しいです。

現在の生活費の7割とかで考えることもあるかと思いますが、わたしの場合は、どんぶり勘定で計算しました。

このくらいあれば大丈夫かなという金額を気持ち多めで設定しました。

死亡保険では、定期保険と収入保障保険を使い分けます。

定期保険は、保険期間内に死んだらいくらもらえますという保険です。

収入保障保険は、保険期間内に死んだら、保険期間まで毎月定額のお金をもらえる保険です。

わたしが50歳の時に死ぬのと60歳の時に死ぬのでは、必要なお金が変わってきます。

60歳の時の方が必要なお金が少なくなっていると思いますし、貯金も少しは増えているはずです。

ですから、保険で備えるお金は年々減少していくのが通常です。

例えば、70歳までを保険期間として、死んだら毎月10万円もらえる収入保障保険に入ったとします。

この場合、50歳の時に死ねば、20年間でトータル2,400万円の保険金をもらうことができます。

60歳の時に死ねば、10年間でトータル1,200万円の保険金をもらうことになります。

時間がたてば、トータルでもらえる保険金が少なくなるのが特徴で、この分定期保険よりも保険料が安くなっています。

仮に、わたしが50歳のときに死んだとして、毎月10万円とか20万円もらう収入保障保険だけだと、死んだ直後のお金に困る可能性があります。

わたしが死んだあと、生活が落ち着くまでにある程度のまとまったお金があった方が安心です。

そう考えると、一時金としてもいくらかあった方がいいなと思っています。

50歳で死んだら3,000万円必要であるならば、定期保険で1,000万円、収入保障保険で2,000万円を準備するというような感じです。

ということで、具体的な金額は書きませんが、病気やケガで死んでしまったときの備えとしては、必要額の3分の1程度を定期保険、3分の2程度を収入保障保険で備えることにしました。

もともと入っている保険があったので、今回は別の保険会社の商品への変更になります。

死亡保険については、年をとるにつれて必要額が下がることと、貯金が増えていく予定であることを考え、必要に応じて減額をしていく予定です。

就業不能保険

生きているけれど、病気やケガで働けなくなってしまう可能性もあります。

このようなことに備えるのが就業不能保険です。

損害保険会社の場合は、所得補償保険と言います。

就業不能保険は、保険金をもらえる状況が限られているので、検討が難しい保険だと思っています。

例えば、働けなくなった状態が60日以上続くと、保険金をもらえるようになったりします。

この場合、50日間働けなかったとしても、保険金をもらうことができません。

こう考えると、「うーん」と思ってしまう気持ちもあります。

ただし、個人事業主の場合は、傷病手当金もないですから、働けなくなった時は死活問題になる可能性があります。

就業不能保険については、考えてもなかなか結論は出ませんが、今回検討している収入保障保険に、特約で就業不能保険をつけることができるので、そちらで対応しようかと思っています。

保険でどのような状況のことまで備えるかというのは、本当に難しいですね。

医療保険

医療保険もなかなかに難しいものがあります。

ある程度の貯金があれば、医療保険は必要ないという声もあります。

入院1日につき5,000円の保険に入っていたとして、1週間入院をしても35,000円の保険金をもらえるだけです。

医療保険には手術をしたらいくらというものも多いので、手術をして1週間の入院ということであれば、35,000円にプラスして10万円とか20万円の保険金をもらえます。

いずれにしても、医療保険で一度にもらう保険金は数十万円以下のことがほとんどでしょう。

数十万円以下の保険金をもらうために、月に数千円の保険料を10年20年と支払うことに意味があるのかと感じます。

ですから医療保険はいらないという意見があるのも当然のことかもしれません。

病気という点では、ガンも気になります。

わたしの場合は、昨年父が食道がんの手術をしていますので、自分の将来も心配ではあります。

ガン保険は単独で加入する方法と医療保険の特約としてつける方法があります。

さきほど、就業不能保険を収入保障保険の特約としてつけたように、医療保険にガンも特約としてつけることにしました。

それぞれ単独で入るよりは、管理がしやすいかなというのが正直なところです。

どちらが優れているかはわかりません。

個人事業主の場合は、会社員に比べると公的な保障や会社の福利厚生が期待できないので、自分で備えることにしました。

入院1日5,000円、手術をしたら、手術の内容により、2.5万円から20万円、がんと診断されたら50万円の一時金をもらえるというタイプのものにしました。

医療保険に加入するのであれば、保険期間は終身と考えていました。

老後の方が医療費がかかるだろうと考えるからです。

そして、保険期間が終身であるならば、保険料の払い込み期間は短期間の方が保険料の総額は安くなります。

わたしは70歳まで働く予定にしていますので、70歳払い済みを選びました。

医療保険については、結果として保険に加入しても使わなかったということになったとしても、そのときは、安心料として支払ったと割り切ろうかと考えています。

その他

保険を検討する場合は、その他のことも考えなくてはいけません。

まず、わたしの場合は現時点で25年ほどの住宅ローンが残っています。

しかし、住宅ローンについては、団体信用生命保険に加入しているので、死んでしまえば、チャラになります。

死んでしまえばですから、生きているけど働けなくなったときは大変です。

この部分も就業不能保険で備えることになります。

後は、住宅ローン控除が終わったら、少しずつ繰上返済をすることですね。

わたしが死んだら、住宅ローンがなくなるので、その後の生活費を考える際に家賃のことを心配しなくていいということも忘れてはいけません。

次に、遺族年金や障害年金です。

わたしが死んだら、家族には遺族年金が支払われます。

先ほどの死亡保険の金額を考える際は、遺族年金のことも考慮します。

障害者になって働けなくなってしまった場合は、障害年金のことを考えて就業不能保険の金額を検討します。

大きな会社に勤めていれば、退職金や弔慰金、その他福利厚生などでもらえるお金がある人もいるのですが、個人事業主の場合は、そういったものがありません。

その点は厳しいものがあります。

まとめ

わたしが保険の見直しで考えていることについて書いてみました。

上記のことを考えて保険に加入すると、毎月の保険料はそれなりの金額になります。

心配し過ぎると、どんどん手厚い保険に入りたくなるのですが、保険料とのバランスも考えながら検討しなくてはいけません。

どこかで割り切る必要があるでしょう。

また、資産を増やしていくことで保険の必要額を下げることができますので、その点も意識したいところです。

絶対的な正解というのはないので、自分でよく考えて、最後は割り切って、納得するようにしましょう。

人によって状況は違うので、保険の検討は、人任せにするのではなく、自分で考えることをおすすめします。

【編集後記】

わたしは保険で貯蓄ということは考えていないので、基本的には全て掛け捨ての保険を検討しています。

1つだけ、諸事情により、個人年金保険に少額で加入しています。

生命保険料控除が使えて、多少は増えるので、まぁいいかなと思っています。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。