つみたてによる長期分散投資のよいところ

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コロナショックで、株価が上下に激しく動いています。

普通の投資家であれば、こういった相場の時は、大きく儲けるチャンスでもありますし、大きく損をしてしまうピンチでもあります。

大きく損をしてしまえば、精神的にとてもきついでしょう。

つみたて投資家も、今回の株価下落で資産総額がかなり減少しています。

しかし、それはあくまでも一時的なもので、まだつみたて期間が十分残っている人であれば、この損は実現しない可能性が高いと思っています。

つみたて投資をして、取り崩す直前に今回のような株価の暴落が起きたらどうするんだということを聞くことがあります。

その点については、つみたて期間が短くなるにつれてリスク資産の割合を下げることである程度対応できます。

また、仮に65歳から取り崩すとしても、20年に渡って取り崩すとすれば、毎月の取り崩し額は4%程度です。

毎月4%程度を取り崩しながら、運用を続ければ、その後の株価の回復の恩恵も受けられることになります。

レバレッジをかけている人の場合、借金が残ってしまうということもあり得ます。

しかし、毎月コツコツとつみたてる投資方法の場合は、こういった時でも、必要以上にすることはありませんし、世界経済が破滅するとまでは思わなければ、比較的落ち着いていることができます。

精神衛生上はとても良い投資法だと思います。

現時点ではまだ直近高値からは随分と下がった状態ですので、まだ良い投資法というには説得力がないかもしれません。

しかし、今回のコロナショックで株価が30%以上下がっても、わたしは普通に仕事をすることができていますし、子どもとの生活を楽しむこともできています。

つみたて投資は、投資が仕事でも趣味でもない人が長期に渡って資産を形成するにはとてもいい方法だと思います。

ちなみに、わたしの場合は、投資は趣味のようなものでもありますが。

それでも、頻繁に売買することもありませんし、信用取引を行うこともありません。

頻繁な売買や信用取引が悪いというのではなく、投資が仕事でも趣味でもない人はやる必要もないのではないかと思います。

もし、普段つみたて投資を行っているけれど、今回の株価下落で、心配で仕事が手につかないという人がいたら、リスクの取り過ぎだと思います。

余剰資金のうち、リスク資産に振り分ける金額を見直した方がいいでしょう。

仮に、今回の株価下落が一年続いたとしたら、その一年間は安い価格で投資信託をつみたてることができるので、取得価額を下げる効果があり、株価が回復したときの資産総額の上昇が大きくなります。

もし、株価がすぐに回復したとしても、別に損をする訳ではありません。

つみたて投資家としては、半年から一年くらいかけて株価が回復した方がいいという側面もあるのですが、実体経済の回復は早い方がいいです。

自分の投資と実体経済の回復とでは、実体経済の回復の方が大切ですから、実体経済が早く回復してくれることを願っています。

現在は、実体経済がまだ落ち込みそうなのに、株価は回復しています。

なぜ今の段階で株価が回復しているのかわからないのですが、つみたて投資家としては、それほど気にはなりません。

そもそも、株価がどう動くかがわかるのであれば、つみたて投資ではなく下がったときに買い、上がったときに売ればいい訳です。

それができない(わからない)ので、つみたて投資をしています。

投資が仕事でも趣味でもないつみたて投資家は、現在の株価下落に動揺することなく、たんたんとつみたて投資を続けることをおすすめします。

それがつみたて投資の良いところと言えます。

※いつものことですが、世界中の株式に投資する低コストのインデックスファンドを長期に渡ってつみたてることを前提に話しています。

【編集後記】

風の強い日が続いています。

桜が満開になる前に散ってしまうのではないかと心配になります。


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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ 千葉県生まれ、千葉県育ち。 四街道市在住。 小規模企業の節税に強い、渡邉ともお税理士事務所 代表税理士。 節税をしながら、長期の資産形成をサポート。